先日ようやく「プーと大人になった僕」を字幕版で観てきました。
当初は公開日に観るつもりでしたが、行った映画館では字幕版の上映が無い事に気付き、改めて出直したため、昨日の鑑賞となりました。
吹き替え版ならアニメの雰囲気を楽しめたのかも知れませんが、テレビや映画館で観る予告編がことごとく原語でしたので、字幕版にしたのはそちらのイメージが強くなっていたせいもあります。
ちなみに原題が「Christopher Robin」と言うだけあって、プーではなくあくまでクリストファーが主役。なので、がっつり大人向け映画だと思いました。
ネタバレあります。
実は予告編を観ているときから気になっていることがありました。
どうして、プーはあんなに汚いの?
クリストファー・ロビンが大人になってしまい時間が経っているから、と言うのもあるでしょう。
それにしても色があせすぎていませんか。しかも、映画の冒頭はクリストファーの子供時代から始まりましたが、その時点で既に同じような風合いです。
ぬいぐるみであることをリアルに表現したかったのかな? それにしたって、あんな薄汚れたプーは、ファンからしても嬉しくないんじゃ無いのかな? ちっとも抱きしめたい感じじゃないですよ。
さらに、そのプーの手や顔にハチミツがべったり付くシーンもたくさんあるわけで、リアル過ぎてこれまた、汚いな〜、と興ざめ。
これは私が、ネズミ帝国の魔法が解けてしまった心汚れた大人だからなのでしょうか?
さらに映像が薄暗く感じる点も残念でした。
楽しそうな森のシーンは冒頭の子供時代くらいで、後は霧が立ちこめていたり、ロンドンの薄曇りの空や、戦後すぐと言う今ひとつ明るくなれない時代背景も加わり、全体的に薄暗い印象を受ける映画でした。
せめて、クリストファーの娘マデリンとプー達が仲良くなった辺りから、絵本のようなカラフルさを加えても良かったのではないかと思いました。
例えば、マデリン達とのトンケン(探検のこと)中に、コインランドリーのようなところでうっかり洗濯されて、ふわふわで綺麗なぬいぐるみに変化するとか。そうしたら、プーのこともギュッと抱きしめたくなるでしょうし、そのぬいぐるみが映画館の売店にあったら、映画オリジナルのプーとして欲しくなったりしませんか?
と、ここまで文句ばかり言っていますが、内容はとても素敵だったと思います。
忙しく働く大人が我が子との時間も持てずにいるのは、現代でも同じでしょう。そんな彼らが気づき心の余裕を持つようになる、素敵な映画です。
とは言え、クリストファーが会社に提案したかばん部門の起死回生の提案は、あまり説得力がなかったような。。。。あ、また文句を言ってしまった。
やっぱり、魔法が解けてるようですf(^_^;。
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最後までお読みくださり、ありがとうございました。