2012年 10月 16日
「Endeavour's Final Journey」スペースシャトル・エンデバーを追い掛ける。
この週末、ロサンゼルスはあちこちで交通規制があって、迷惑を被ったドライバーがたくさんいました。どーして、そんな交通規制があったかというと、これですよ!
Endeavour's Final Journey
(エンデバーの最後の旅)

d0221584_4161798.jpg先月ジャンボジェットに乗って空輸されたスペースシャトル・エンデバーが、最終HOMEとなる博物館「California Science Center」を目指し陸路を移動すると言う、全米が注目する一大イベントがありました。

スタートは金曜日(10/12)の未明、午前2時半にロサンゼルス国際空港を出発し、翌土曜日(10/13)の午後8時半には目的地のカリフォルニア・サイエンス・センターでセレモニーをするという物。(だけど、実際は一日遅れの日曜日までかかるなんて、この時は思ってもいませんでした(苦笑)。)
これをニュースで知り慌ててルートやらスケジュールを調べて、さらに旦那さんは会社からお休みまでもらって、金曜日にエンデバーに会いに出かけて来ました。

念のため、金曜日の朝8時のニュースで現状を確認。
すると、最初の展示ポイントである、ロサンゼルス国際空港近くの La Tijera Blvd と Manchester Blvd の交差点そばの駐車場に駐機されている映像が流れました。ふつーの街中にスペースシャトルがいる非日常な映像に、テンションがググッと上がります。

d0221584_4173214.jpgお昼前に自宅を出発。車を走らせながら旦那さんが、テレビで映像が流れた最初の展示ポイントへ行ってみよう、とロサンゼルス国際空港を目指します。空港を通り越した辺りから道路が急に渋滞となり、なかなか進まなくなりました。なので、横道へそれようと東へ進路を取ると……、なんと左手奥にシャトルが見えるではありませんか! ちょー、ビックリ。慌てて近くの駐車場を探しますが、当然のように全部いっぱい。仕方なく2〜3ブロック離れた郵便局を見つけてそこへ駐車。日本へ送るつもりだったハロウィンカードを持って来ていたので、ここで郵送。そのまま車を置いて、先ほどシャトルが見えたポイントまで歩きました。
すると、同じ方向へ歩く人がどんどん増えてきて……
見えたーーーー!!
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朝、テレビのニュースで見たのと同じ場所に、まだいたんです! な〜んて、ラッキー! もう、写真も撮りまくり。
d0221584_4191974.jpg横から後ろへ回ったり、正面も観たいと回ると結構良い場所をゲット。
しばらくそこで待っていると、何やらスタッフに動きが。どうやら次のポイントへ向けて出発の準備を始めたようです。

やったー!(*^o^)乂(^-^*)—! 動くところが見られる! と言う訳で、当然シャトルが動くまで私は動きませんよ〜、とカリフォルニアの太陽がサンサンと降り注ぐ中、じっと待つこと約30分。

d0221584_4201956.jpg観客の中にはこんな小さい熱烈なファンが。この子達、兄弟どころか知り合いでも無いのに、この場で友達になったようで、他の子供たちとも一緒になって何やら熱く語り合っていました。

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そして、いよいよ、シャトルを乗せている自走型のトレーラーのエンジンがスタートすると、回りの観客から歓声が上がりました。
回りのフェンスが撤去され、いよいよ動き出すと思うとついつい興奮しちゃいます。

それにしてもこのトレーラーが凄いのなんのって、前は片側2連4輪で16輪が2台、後ろは片側2連6輪で24輪が2台、合計80輪でシャトルを支えています。数もさることながら、このタイヤの動きがすごいんです。真横にも動いちゃうからどんな方向にも移動出来ちゃいます。これを一緒に歩くオペレーターが、大きなリモコンを駅弁売りのように首から提げて操作していました。
時速2マイル(時速3.2kmくらい)というゆっくりとしたスピードとは言え、85トン(たぶん)もあるエンデバーを載せて動く巨大ラジコンカー。凄いです!

10分ほどすると突如警告音が鳴り響き何事かと思いましたが、スタッフが迅速に修理。程なく移動再開。
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じわじわと交差点へと進み、見えなくなりそうになると、観客も我慢できずにそ〜っと追い掛けます。余り近づくと、たくさんいる警察官に制止させられますが可能な限り接近。
おー、やっぱり大きいです。
街路樹が並ぶ Manchester Blvd をゆ〜っくりと遠ざかって行きました。

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そして足元を見ると、そこには大きな信号機と通りの看板が横になっていて、これもまた滅多に見られる光景ではなく、また興奮! 非日常な出来事連発です。
こんな風に一時撤去された信号機や街灯だけでなく、今回のこのシャトルのルート確保の為に約400本の街路樹が切り倒され、その他にも移動させられた街路樹も多かったんだそうです。それでも、なにせシャトルは全長122フィート(約37m)、全幅78フィート(約23.8m)もありますから、場所によってはギリギリで、あの自走型トレーラーが器用にジグザグ走行して切り抜けてましたから、どんだけ器用なトレーラーなんでしょう。

さて、シャトルの追っかけはここで終わらせる訳にはいきません。次のポイントへGO。
次の展示ポイントは、大きなドーナツ型看板が有名で「アイアンマン2」のロケ地にもなった「Randy's Donuts」です。通行止めがありますからナビは当てにならず、地図を頼りに向かいます。
交通規制ギリギリで滑り込み、近くの「HOME DEPOT」に車を停めさせてもらい、歩いてドーナツ店へ。
と、その手前、道路がY字になるポイントで人だかりを発見。(W. Olive St.)
ここからなら正面から迫るエンデバーを見られると、私達夫婦もそこで待ち構えることにしました。

d0221584_4254463.jpg確かに、とーーーーーーおくに、エンデバーが小さく見えます。
見えてはいても、ゆーーーーっくりなので、なかなか近づいてきません。
結局、ここで1時間以上も彼女を待つこととなりました。だけど、不思議と周りの人もイライラした感じとかが無いンですよね。お国柄かな?
 
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そして先導車が次々と目の前を通り過ぎ、ようやく待ちに待ったエンデバーがどんどん近づいてきて、ゆ〜くりとそして器用に方向を変え、建物の影へと消えて行きました。ゆっくりのスピードのはずなのに、目の間を通り過ぎるときは速く感じるんですから、不思議です。

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そして、当然、追い掛けます(笑)。
裏の路地を抜けてエンデバーに追いつくと、そこには背の高いクレーン車。尾翼に引っかかりそうな電線を持ち上げています。電線が引き上げられている間に、クレーン車の脇をエンデバーが通り抜けます。きっとここに来るまでも何回かあったのでしょう。その度にこうした作業が繰り返されていたと思うと、時間が掛かることが頷けます。

そして、彼女の鼻先にはあの有名な大きなドーナツ型看板が!
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 おおー! ドーナツに刺さりそう、って言うか、エンデバーがドーナツにかぶりついた? みたいなショットが撮れました(^_^)v。

歩道も通行止めになっていたので、裏へ回って Randy's Donuts へ向かうと、そこにはもう既に大勢の人が待ち構えていて、とても近づくことは出来そうにありません。
呑気にドーナツを食べながら見よう、なんて思っていたのに通行止めのため Randy's Donuts に近づく事すら出来ず、甘い考えだったことを思い知らされます。(ドーナツは次の機会に!と固く心に誓うのでした。)
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それでも、巨大ドーナツとエンデバーのツーショット写真を撮ることが出来、取り敢えず満足。

エンデバーは、これまでのトレーラーからドリ—(動力の無い台車)に乗せ替える作業をすると言うことで、ここでしばらく駐機予定。
それにしても、 Randy's Donuts の敷地内にはギャラリー席が設けられていました。あそこに座れるのは一体どんな人達だったのか?

さて、この時点で午後5時。思った以上に間近でエンデバーを見ることが出来たし、足腰もクタクタになっていましたので、少々名残惜しい気はしましたが帰路へ着きました。それにしても、今回このアメリカの歴史的出来事を、間近で目撃することが出来て本当に良かったです。(^_^)v。


そして気になるその後は、自宅でテレビのニュースを見てエンデバーの行方を追い掛けます。
現場にはたくさんのテレビ局の中継車が来ていましたから、色々なチャンネルでエンデバーのその後の動きをチェックする事が出来ました。

それにしてもその後のスケジュールの遅れ具合には、本当にビックリしました。
まずは、金曜の夜。
当初は、夜10時には Randy's Donuts 前を出発し、フリーウエイ405にかかる橋を渡る予定でしたが、何を手間取っているのか、実際には11時半頃になっていましたが、これはまだ序の口でした。

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▲ここで、登場したのが TOYOTA のピックアップトラック TUNDRA。
どうやら橋の耐久性から、自走型のトレーラーでは重いらしく、重量の軽いドリ—に載せ替えたエンデバーを TUNDRA が牽引すると言う事のようです。さらにはここで、TOYOTA は TUNDRA のCM撮影までしていると言うから、尚のこと時間が掛かったのかもしれません。
フリーウエイ405を通行止めにし、TUNDRA がグイグイ引っ張り、橋を渡りきるのは5分も掛からなかったくらい。あっけないほど速かったです。
ちなみにその後 TUNDRA はお役御免となり、シャトルは元の自走型トレーラーに載せ替えられていました。


翌土曜日は、午後2時には到着しているはずのポイント(Crenshaw Blvd と Martin Luther King Jr. Blvd の交差点)に、夜7時を過ぎてもまだ到着せず、予定より5時間遅れ。 
午後7時45分頃ようやく到着。国歌斉唱などイベントがありしばらく駐機していました。さて、いつ再出発するのかと思っていたら、どうやら故障箇所も見つかったようで、結局、この日はここから動くことなく続きは翌日曜日の朝に持ち越されました。

そして、日曜日の昼過ぎ、ようやくカリフォルニア・サイエンス・センターに到着したと、夕方のニュースでやっていました。
本来なら前日の土曜の夜8時半には到着セレモニーをするはずだったのに、17時間以上の遅れで到着したってこと? 日本だったらありえないですね。
お陰で折角の到着シーンの生中継はどこのテレビでもやっていなかったようで、どうにも尻切れトンボのような結末となりました。

さらには、この大幅な遅れで、カリフォルニア・サイエンス・センター近隣では予定外の通行止めが発生し、多くの市民の足に影響を及ぼしましたとも、ニュースでは伝えています。
だけど、これまた非難するようなコメントは、観客からもニュースキャスターからもあまり聞こえては来ません。せいぜい通行止めで困った人が苦笑いするくらい。それくらいスペースシャトルはアメリカ国民に愛されているって事なんですね。
エンデバーの最後の旅は、こうして無事終了。意外な長旅になりました。

そして、カリフォルニア・サイエンス・センターでの公開は今月30日から。グッズも含め、楽しみにしている旦那さんでした。


※シャトル追っかけMAPはこちら

※「Randy's Donuts」 http://randys-donuts.com/
※「California Science Center 」 http://www.californiasciencecenter.org/

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by suneya-m | 2012-10-16 05:04 | アメリカ生活 | Trackback | Comments(0)
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