レモネード・スタンドの秘話。ご存じでしたか?
2012年 07月 20日
そんな時は冷たい飲み物が欲しくなります。アメリカのレストランでは、日本のようにアイスコーヒーがポピュラーではないので(とは言え全く売っていないわけでは無く、スタバとかではアイスコーヒーがフツーに売っているので、どこもかしこもアイスコーヒーが無い、と言う訳ではありませんがf(^_^;)、冷たい飲み物と言えば、アイスティーか、レモネード。
しかも、写真のようにピンク・レモネードというのもあって私はこれがお気に入り。なので外食の時には、ピンク・レモネードを注文しています。
レモネードって本当にアメリカではポピュラーなドリンクで、先日行った「Anime Expo 2012」の会場にも、こんなレモネード・スタンドがあり、結構売れていたのを見て驚きました。
だって、スーパーには大きなボトルのコーラなどの炭酸飲料がたくさん売っているから、アメリカ人はみんな、ガブガブ甘い炭酸飲料を飲んでいるんだと思ったんですもの。あ、でも、レモネードも砂糖入りですから、結構甘いです。
そしてアメリカでは、夏休みに入った子供たちがお金を稼ぐことを学ぶ為や、チャリティーの為に、自宅の庭先でレモネードを販売します。1杯50セントとか75セントとか、手作りポップを掲げて、暑い陽射しの中長時間販売するようです。
いわゆる「レモネード・スタンド」ってヤツですね。
日本の震災直後も、アメリカの子供たちは「レモネード・スタンド」で募金を集めてくれたんだそうです。有り難い話です。
だけど「レモネード・スタンド」について詳細を知らない身としては「檸檬を搾って作っているの? 大変ね〜。だけど、衛生的に大丈夫なの?」なんて、買いもしないのに要らぬ心配をしていました。ですが、先月スーパーで「レモネード・パウダー」なるものが売られているのを見つけました(上の写真左側のボトル)。便利なパウダーがあるんですね〜。ホッとしちゃった。
ちなみにお値段は$2.99 = 約240円でした。538g/8クオーター = 32cup分なので、1杯当たり約 7.5 円。充分元は取れそうですねf(^_^;。
そして、私が買ったレモネード・パウダーのパッケージにはこんなロゴがありました。
「Alex's Lemonade Stand」
どこかで聞いたことがあるような、無いような。そこでググってみました。
そしたら、こんな悲しいお話が。。。。
ザ・世界仰天ニュース!のサイト→http://www.ntv.co.jp/gyoten/oa/080409/07.html
要約すると、1歳になるアレキサンドラ・スコット(アレックス)ちゃんが小児がんに侵され闘病生活を送る中、明るい彼女には同じ病気と闘う友達も出来ます。けれど、4歳になったころ友達の死を体験し、新薬開発資金を病院に寄付するために「レモネード・スタンド」をやりたいと両親に懇願します。これが「Alex's Lemonade Stand」の始まり。
その後、このレモネード・スタンドは、彼女の生きる目標にもなり、全米で「Alex's Lemonade Stand」をオープンさせるという大きな夢も生まれました。これを知った全米から寄付金が集まるようになり、「アレックスのレモネード基金(http://www.AlexsLemonade.org/)」も創設されたのですが、残念な事にその夢が叶った2ヶ月後の、2004年8月に彼女はわずか8歳で亡くなってしまいました。
彼女の死後の現在も「Alex's Lemonade Stand」は全米1000箇所にあり、その収益は全て小児がんの研究に捧げられているそうです。
そして、彼女の夢だったアメリカ50州全てに「Alex's Lemonade Stand」がオープンした6月12日は「アレックスのレモネード・スタンド・デー」と定められているそうです。
そう言えば、このレモネード・パウダーを見かけたのもそんな時期だったような。。。
レモネード・スタンドにこんな悲しい、しかも割と最近の秘話があったなんて。。。
まだまだ夏休みの真っ最中。きっとどこかで、レモネード・スタンドを見かけることもあるでしょう。そしたらきっと彼女の事を思い出し、ちょっと切ない気持ちになっちゃいそうです。
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