ヨセミテ国立公園 バスツアー 2日目
2011年 06月 02日
昨日のリベンジのため出発が早いので、朝食前にチェックアウトを済ませ、7時にはロッジ内の「CEDAR HOUSE RESTAURANT」でクロワッサンとフルーツ、ヨーグルトの軽い朝食を食べ始めます。
ここにはバイクで来る人も多いようで、レストランにはハーレーダビットソンのロゴ入り革ジャンに、白い鬚、と言った定番スタイルのバイカーがたくさんいました。しかも、みんな大柄な人ばかり。日本人は小さく見えちゃいます。
さて、天気の良い内にロッジを出発。「ヨセミテ国立公園」へと向かいます。(地図はこちら)
まずは昨日「ハーフ・ドーム」が全く見えなかった「センチネル・ブリッジ」へバスを走らせます。
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もちろん、シャッタータイム。
目の前にエル・キャピタン、後ろにブライダル・ベール。どちらも天気が良いので昨日よりも鮮やかさが増していました。
そして、昨日の渋滞が嘘のようにスムーズにセンチネル・ブリッジへ到着。
手前の Merced River の流れとともに、とても雄大な景色が広がり、朝早く来た甲斐がありました。
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センチネル・ブリッジの先には「ヨセミテ滝」が、昨日よりも緑鮮やかに佇んでいました。
ヨセミテの景色は、お天気でこんなにも印象が変わって来るんですね。
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次に向かったのは、同じく昨日行けなかった「アワニーホテル」。国の文化財にも指定されている古い趣ある佇まいは、周りの自然に溶け込むように建っています。
入口にある看板には「熊に注意」の看板が。熊はとてもアクティブなので、車の中に食べ物などを置いておかないようにと、注意喚起しています。食べ物があると、それを狙って車が壊されることもあるとか。こんな間近まで熊が来るなんて怖いですね。
幸い私たちは、リスや鹿は見かけても熊を見かけることはありませんでした。
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廊下には、先住民の「アワニー族」をイメージしたと思われるオブジェがありました。
そしてここアワニーホテルはあくまで見学で訪れているので、宿泊客の邪魔にならないようにするのがマナー。ちなみに、宿泊するには一年前からの予約が必要なほどの人気です。
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今日のメインは「ヨセミテ・バレー・ビジター・センター」。
ここにはヨセミテ・バレーの博物館やシアターなどがあり、ヨセミテ・バレーの成り立ちなどを勉強することが出来ます。
左隣には、ちょっとしたお土産もある本屋さん。少し離れた右側には別棟で写真家アンセル・アダムスのギャラリーがあり、情緒ある白黒写真のカレンダーやポストカード、額装された写真を買うことが出来ます。
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一行はここで自由行動に。
ヨセミテ・バレー・ビジター・センターを中心にしたヨセミテ・ビレッジには郵便局もお土産屋さんあるので、しばし買い物に走ります。
郵便局は残念ながらウィーク・ディのみの営業のためお休みでした。
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その後、ヨセミテ・ビレッジ内を走る無料シャトル・バスに乗り、ヨセミテ滝へ移動。6番乗り場で下車するとそこはヨセミテ滝へのトレイルの入口です。
セコイアスギに挟まれたまるで参道のような道の先に、全落差739mのヨセミテ滝の一番上の部分、アッパーフォール(206m)と真ん中の部分のカスケード(206m)が見えて来ました。
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道なりに進むと一番下の部分のローワーフォール(97m)の滝壺へと続きます。
近づき過ぎて、もうアッパーフォールもカスケードも見えなくなってしまいました。
滝のすぐ右下にゴマ粒のように見える赤や青の点。あれが人影ですから、いかにこの滝が大きいかがお解り頂けるかと思います。
ちなみにあそこまで滝に近づいたら、びしょ濡れです。写真を撮っているこの位置でさえ、しぶきが飛んでくるんですから。
山の天気はここまでが限界のようでした。ヨセミテ滝を眺めている内にどんどん雲行きが怪しくなり、綺麗だった青空をどんどんと覆い隠してしまいました。
ギリギリ、晴天のヨセミテ滝を見ることが出来たのは、本当にラッキーでした。
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滝の前のトレイルをバス乗り場まで戻る間、周りには倒れて朽ちていく木々が、森の自然な姿を教えてくれていました。
またまたシャトル・バスに乗り、「ヨセミテ・ロッジ」へ。
昼食時でとても混んでいましたが、ここのフードコートで何とか席を確保して食事を済ませ、ロッジにあるギフトショップで買い物をする頃には、天気はすっかり雨となり、まだ午後1時だというのに辺りはすっかり薄暗くなってしまいました。
まさにギリギリで観光し終わった、という感じです。
お土産も買ったところで、1時30分。ツアーバスはヨセミテ国立公園を後にする事になりました。
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帰り道、雨はどんどんひどくなり、これから観光する対向車の方々を哀れみながら、バスは天気が良ければここも絶景であろう、「Valley View」ポイントを通過しました。
雨でかすんでいますが、川の向こう側、遠くにブライダル・ベールが見えています。
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41号線を南下しながら、昨日通った南ゲートへとバスは向かいます。
いつしか雨は雪交じりとなり、道路脇には昨日は無かった真っ白な雪が姿を現し、私たちを驚かせます。もう6月になろうというのに、まだまだ山では雪が降るんですね。
標高が下がって来ると積もっている雪こそ無くなりましたが、降っているのは雪交じりの雨。
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南ゲートでは、入場規制がされ、ゲート前には車から降りて今後のことを相談するグループもいました。
これから観光する人には申し訳ありませんが、これが昨日で無くて本当に良かったと思いました。
悪天候となった帰り道、ドライバーの安全運転を願いつつ、バスは来たときに利用した41号線沿いのGOLD CREEK CENTERでトイレ休憩。なんとこの頃には、すっかり空は陽射しを取り戻し暖かくなってきました。
本当に山の天気は別物なんですね。
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ハイウエイ99号線に入るとますます天気は回復してきて、青空に雲が様々な表情を作り出していました。
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そして5号線脇の最後の休憩ポイントでは、夕陽をバックに星条旗がはためいていました。
でも、ここで既に午後8時目前。カリフォルニアはますます日が長くなっていて、いつまで経っても明るく、時間の感覚がずれてしまいます。
それでも8時を過ぎてロサンゼルス市へ入るための山越えをしているときには、さすがに東の空は濃紺になり、街灯もない山間のハイウエイは対向車のヘッドライトが眩しく飛び去って行きました。
昨日の朝5時半に集合した場所に戻ってきたのは、午後9時。途中事故渋滞があったりもしましたが、予定通り。運転手さん、さすがです。
車社会のアメリカ、バス旅行はとっても便利でした。
自分で(旦那さんですけど)運転しなくて良いので疲れませんし、車内で景色を見たり眠ったり、ゆったり過ごせるのが良いですね。
次も何か素敵なツアーを見つけて参加したいと思います。
最後に、ヨセミテ国立公園で買ったお土産の一部をご紹介します。
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「3D IMAGES」($10.95/約898円)と、別売りのスライドフィルム(3枚セットで$6.95/約570円)。スライド写真が3Dで見られます。オモチャのような外観なので、期待せずに見たら意外と綺麗に見えるので驚きです。
熊の絵柄のマグカップ($12.95/約1,062円)とココペリのマグカップ(&7.95/約652円だったかな?)。横長の箱はジグソーパズル($10.99/約900円)。あとは絵はがきなど。
ガイドブックにあったベア・パウ・サラダ・トスが欲しかったんですが、見つけられませんでした。まあ、お土産なんてすぐに変わってしまうでしょうから、仕方ありませんね。
さて、再来週は苺狩りの予定があります。これは近場なので日帰りです。
カリフォルニアの苺は色も大きさも申し分ありませんが、……甘くありません(T T)。果たしてどんな苺が食べられるのか楽しみです。
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